こんにちは。ハルです。
今朝の『シューイチ』で、 ある発明で話題の「まじっすか人」を紹介。
秀島 康右(ひでしまこうすけ)さんです。
中丸さんが、ドン引きするほど ”てんこ盛り” のバターを使ってましたね。。。
溶けて焦がしバターになっているヒタヒタのフライパンで揚げられているかのようなお魚。
マスクをずらして、しばしその香りによっているような秀島氏。(バターハイ???)😅
ホント、お好きなんですね。。。。
そして驚愕のオムレツ!
オムレツと同じ大きさのバターが乗っている状態、想像できます?🤣🤣


数年前から密かに広がりつつあった、”食の素材へのこだわり” は
スイーツ全般にも表面化してきています。
「シングルオリジン」「クラフト⃝⃝⃝⃝」といった新たな流れが生まれてきているのです。
バターに関しては、バターそのものを味わうもの への認知が高まっているとか。
(昔から、”レーズンバター”という商品は売られていましたけど、、、それとは一線を画するようです)
『油脂』に対しての考え方が変わってきているらしく、グラスフェッドバターをコーヒーに溶かして飲む
「バターコーヒー」(ジョコビッチ選手が実践していましたね。私も飲んでいました!)など、
良質な油脂はむしろ積極的に摂る方が健康に良い、と捉えられているようです。
バター専門店
岡山市に本社工場を置く、『ナショナルデパート』です。
2018年11月、食べるバター 『ブール アロマティゼ』を発売。(フランス語でフレーバーバターの意)
発酵バターにナッツやドライフルーツを練り込み、そのままスイーツとして食べられる。
バタースイーツの専門ブランド 『カノーブル』を立ち上げ。
最初はネットでの販売だったのですが、じわじわと人気が上がってくると「デパート」でも展開するように。
さらに同じバターを使ったスイーツ「バターサンド」「バターケーキ」も発売するようになると、
一時期、全体での売上げが 月商 2000万円に届くほどに成長!

「食べるバター」
「食べるバター」の発想について、こう言っています。
「5~6年前にパリに行った際の体験が発想のもとになっています。今は日本でも知られていますが、ボルディエなど、テーブルバター人気が高まっていました。ああ、これは日本でもブームになるな、と直感しました。そして実は今私が作っているバターというのは、以前焼いていたパンと材料の着想は同じなんです」(秀島氏)
引用:東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/416487?page=2
彼の作るパンは、卵、牛乳、バターを使わずに焼きあげる アルザスの伝統的なパン
『パン・ド・カンパーニュ』にナッツやフルーツでフレーバーをつけたものでした。
つまり、小麦粉の代わりに発酵バターを使ったものが『ブール アロマティゼ』になります。
「これまでの菓子のブームから見ても、次はご当地バター、クラフトバターが来るというのはなんとなく予想できました。その次はフレーバーバターです。私はいち早くフレーバー、中でも人がやらない素材を採用してつくっています」(秀島氏)
引用;東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/416487?page=2
発売当初のフレーバーは、ピスタチオ、カカオ、ベリーなどスイーツによく使われる素材を使っていましたが、
その後には、ウニ、生ハム、にぼし、トムヤムクン などの素材をあわせた商品を発売しています。
これらは、パンに塗ったり、肉や魚のお料理にのせることで風味をプラスできる調味料として使えるものですね。
秀島さんは、このようにバターに合わせる素材が他社との差別化になているのだと話しています。

生産・宣伝・販売形態
まるで家内工業のような 生産・宣伝・販売形態。
✶ 目黒区にある 東京工場では 秀島氏と妻の2人体制。
✶ 岡山工場では3人のスタッフがいるが、皆 本業を別にもつ人たちのスキマ時間の労働のみ。
✶ 秀島氏 自らが 商品、パッケージ、リリース発行を行っている。
✶ 商品の梱包、発送も手作業で行なっている。
つまり、できる限りの人件費の削減をしているのです。
逆に 受注を調整することで 人を増やさずに、生産できる体制を整えたいというのが
彼の 理想的な形態 といえるのですね。
「人を増やすと、売れているうちはいいが、ピークアウトが来ると苦しくなります」(秀島氏)
引用:東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/416487?page=4
3D プリンター
マニアックな秀島社長は、人を使わずに済む菓子製作用の機器を開発。
2020年8月、「バタープリンター」(バター専用の 3Dプリンター)を開発。
はっ??? 3Dプリンターですか。。。 😂
2021年1月、さらに進化させた「Toporogy」(スイーツ専用の 3Dプリンティングシステム)を開発。
❖ ノズルからバター生地を搾り出して 好きな形に造形する仕組みだったのを
さらに複数の食材を注入して 立体的に組み合わせることが可能になったということ。
(のりまきや金太郎飴のような、より複雑な見た目や味わい味わいのスイーツができるのです。)
⬇︎⬇︎⬇︎ 5種類のバタークリームと1種類のスポンジケーキを射出したサンプル。

バターとチョコレートを組み合わせ、それぞれの口溶けの温度差を利用して複雑な味わいを狙った商品や、


秀島康右(ひでしまこうすけ)さん
秀島さんはもともとウェブデザイナーで、”食” とは関係のない業種の出身です。
家の事情で 東京から実家の岡山へ帰郷することになった彼は、地元で「カフェ」を開業。
一時期、パン作りにハマっていたそうで、その横にあったのが『バター』だったそう。
思いついたものはなんでも作っちゃう、ちょっとぶっ飛んだ おじさまです。
ナショナルデパート株式会社
本社:岡山店:〒700-0814 岡山県岡山市北区天神町9番2号
TEL: 086-226-6224
URL: https://depa.jp/
東京工場・R&D: 東京都目黒区八雲2-6-11
TEL: 03-6421-1861
担当者:秀島康右
まとめ!
最小限のスタッフと機械化という体制によって、ニーズを先取りして販売し、
それが一般に認知されると次のニーズへと切り替えていく。
なんとも、フットワークのいい 秀島社長。
彼いわく、1つの流行はだいたい2年だとか。
考え方は人によると思います。
「売上げが伸びているのなら機械への投資だけでなく、店舗も人も増やしてもっと大きく成長させていけば良いものを。」とか。
でも、秀島 社長はそれをしないで 自分が仕切れる分の大きさを心地よいと思っているのですね。
「ず〜っと、次に来るニーズを考えて作っているから、、、」といいながらその笑顔が
ものづくりを愛する職人さんの顔でした。
アイキャッチphoto by https://blog.hideshima.net/entry/First-Anniversary-Tokyo
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