こんにちは。ハルです。
今回は、7月3日放送の「 爆笑問題 の深海 WANTED 8 ー神秘の絶景スペシャル」です。
「神秘の絶景」、、、ワクワクしてきますね。
年に数回だけ、ある条件がそろうと、、、
サンゴ礁の広がる沖縄の美しい海の浅瀬に深海の生物たちが現れるのだそうです。
沖縄の「美ら海」と「深海」の境界が消えて、神秘の現象が観れる『奇跡の夜』。
深海の生物が サンゴ礁の海を 乱舞する、、、絶景です!
深海の生物が珊瑚礁に?
深海の生物は、その名の通り「深海」、水深200mからそれ以上の深さの
陽の光も届かない真っ暗闇、酸素濃度も低い、水圧のかかる低温の海に生きています。
たまに深海の生き物が打ち上げられたニュースなどを目にすることがありますよね。
漁師さんの網にかかってしまった深海魚が引き上げられた時に、
目が飛び出してしまっている奇怪な様相のものを見たことがあるかも知れません。
しかし、、、、
深海の生物の中には水温の下がる夜間や冬場になると
浅海に上がってくるものがあるそうです。
そういう連中は、たいてい浮袋が無いものが多いので水圧の変化にも耐えられます。
表層に上がってくるのは、稚魚が生息するのには深海は過酷な条件なので産卵をするためや、
夜間に餌を食べにくる種がいるのです。
- ハダカイワシの仲間は、昼は敵の少ない深海敵の少ない深海にいて、
夜は餌を求めて浅海に上がってくるものがいます。
- ホテイウオ、アンコウ、ハタハタは産卵のために冬場に浅瀬に向かいます。
- リュウグウノツカイも卵に浮力があることから、親魚が浅海で産卵している
可能性があるそうです。
- マンボウは 800mの水深まで潜ることがあります。これは浮袋が無いためです。


湧昇流(ゆうしょうりゅう)
天候や地形の影響で、深海から海面に向かう海水の流れができることがあります。
湧昇流(ゆうしょうりゅう)です。
この深海から海面に向かう流れに巻き込まれた深海魚が上層までやってくることがあります。

★ 沿岸に沿って強風が吹くと、沿岸の海水温が下がる。(北半球の東向きの海岸を例に)
1) 北半球の東向きの海岸で、南西あるいは南から強風が吹く
2) 「コリオリの力」の作用で、沿岸にあった表層の「暖かい海水」が、
沖に向かって流され、沿岸の海水が減る
3) 減った沿岸の海水を補給するために、より深い場所にあった「冷たい海水」が
沿岸の表層に向かって湧き上がってくる
引用:Damejima’s HARDBALL https://damejima.blog.jp/archives/1775915.html
❖❖ 地形から起こる湧昇流 ❖❖
海の深さが 絶壁のように極端に深くなっている場所では、
大潮の時などには 干潮・満潮の水面の高さの差が最も大きくなり、
その海面の高さ変動によって起きる潮流はとても強く、
深海から湧き上がるように湧昇流が起こる場所があります。
ブルーオーシャン
昼間は見ることが出来ない、夜の水面や水中で青白く発色する生物たち、
「夜光虫」や「海ほたる」。
幻想的な世界が広がります。

夜光虫とは、直径1〜2mmほどの海洋生プランクトンの事で、夏になると海辺にたくさん出現し
夜には不思議な青い光を放ちます。
実は ” 赤潮の一種 ” で昼間は淡い紅色に海を染めますが波などの刺激によって
夜には青い光を発するそうです。
沖縄では、「ナイトシュノーケリング」や「ナイトダイビング」のツアーがあるそうですから
行くチャンスがあれば、予定に入れても良さそうですね!
こちらは、”海ほたる”
⬇︎⬇︎⬇︎

宇宙と海が響き合う!
昨年、2021年5月5月27日の スーパームーン月食の夜、サンゴの大量産卵があったそうです。
大潮の満月前後の夜です。。。。
昔から、月の満ち欠けで満潮・干潮が起こり色々な生物(人間も含めて)の出産に
影響するという話もありますね。

サンゴは1年に1度だけ、5〜6月の大潮の時の 満月前後の夜に卵と精子を海中に出して
受精するのだそうです。
クラゲが手ががり
深海生物が上がってくる手がかりになる生物が「クラゲ」です。
クラゲは流れに身を任せて移動している生物なので、
潮の流れが深海から湧き上がってくるのと一緒に現れてくるからです。

キラキラ、スケスケの神秘の生物は?
条件の揃った沖縄の海に現れてきたのは、、、、
ー 深海のエイリアン ー (タルマワシ)

「タルマワシ」は、「サルパ」というホヤの仲間のプランクトンの中身をくり抜き、
その殻を自分の家のようにして、コロコロ樽を回しているような姿から名付けられました。
ー 未知の深海魚 ー (ゴマフホウズキイカ)

「ゴマフホウズキイカ」は、目と内臓だけが透明にできなかった生物で、
”どの体制でも 内臓は直立させておける” (敵から見える部分を小さくする)
激レアなイカ です。
ー 長〜いスケスケ ー (ヨウラククラゲ)

管クラゲの仲間で、餌の捕獲や消化、遊泳や繁殖など、
それぞれ役割を持つ個体(個虫)が集まってひとつの群体を形成している。
群体の先端には気泡体と呼ばれる浮袋があり、その後ろに連なる泳鍾と
呼ばれる部分を使って泳ぐ。
泳鍾部の後ろには触手や生殖体などがある栄養部 があり、
規則正しく8列に並ぶ保護葉でおおわれる。刺胞毒はやや強い。
引用:美ら海生き物図鑑 https://churaumi.okinawa/fishbook/1642732375/
まとめ!
「キラキラ」「スケスケ」のキモカワな超希少な深海の生物の正体は、
「タルマワシ」「ゴマフホウズキイカ」「ヨウラククラゲ」などの
不思議でちょっぴり ”キモカワ” な幻想的な生き物たちでしたね。。。。
しかも、激レア、、、です。
「いくつかの条件がそろうと」、、、
- 大潮の時
- クラゲが上がってくる (湧昇流が起きている場所)
その道のプロの方たちの努力で、しっかりと映像にも映りましたね!
とても癒されました。。。
それでは、また。
アイキャッチphoto by カラパイア https://karapaia.com/archives/52193287.html
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