「カンブリア宮殿」魔法のコーティング!谷好道さん。

テレビ

こんにちは。ハルです。

みなさん車は お好きですか?

高級車だけでなくても、何十年と愛着を持って乗られている方も多いのではないでしょうか?

洗車は「手洗いのみ」とか、或いは「自ら洗う派」など、表面塗装の輝きにこだわる男性陣をたくさん見てきました。

まあ、そんなに専門的に詳しく無くても自分の車がいつも綺麗でピカピカしていたら、

そりゃあ気分がいいに決まっていますよね!

今夜放送の「カンブリア宮殿」では魔法のカーコーティングを作り出した

『キーパー技研』の創業者「谷 好道」氏が登場します。

コロナ禍でも過去最高利益を生み出し、18年間 連続で売上げを伸ばして続けている企業だそうです。

谷 好道さん

引用:谷好道コラム http://keepergiken.jp/president/

谷 好道 (たに よしみち)

✶ 1952年、愛知県愛知県生まれ。

✶ 高校卒業後に夜間大学に通いながら「ガソリンスタンド」でアルバイト。

✶ そのまま、そのガソリンスタンドに就職。

✶ 20歳で店長に起用され、複数の店舗を総括する立場に。

✶ 32歳の時に独立を決めて、翌年に起業。

学生時代にアルバイトで車を磨いた経験を原点にして、新しいサービスの確立に挑戦してきたのです。

なかなかの苦労人、というよりも ”すごい瞬発力” のある方だなという印象です。

その時その時の置かれた状況を工夫し、新たなアイデアを実践していく。

彼は、ご自身の「コラム」でこのように語っています。

そのチャンスが去る前に、それがチャンスであると気が付くのは、

明快な価値観から生まれる感性の鋭さと、感受性の強さのようです。

つまり、チャンスとはじっくり判断するものではなく、

”感じるもの” だと思うのです。

引用:谷好道コラム http://keepergiken.jp/president/

キーパーのコーティング

谷 好道さんは、自社のコーティング技術を「車の化粧」と称してこう評しています。

従来のコーティングは、車体にある微量の凹凸を研磨し輝かせる手法が主流だったが、研磨をし過ぎると塗装が剥げるリスクがあった。これに対してキーパーコーティングは、独自のコーティング剤を塗ることで表面の凹凸を埋め、平にして輝かせるというもの削らないために車体を傷める心配がない。「わが社のコーティングを施すと新車のようにピカピカになる」と谷会長は胸を張る。

引用:Biz Clip https://www.bizclip.ntt-west.co.jp/articles/bcl00142-013.html

「当社では、車の表面に、ガラスの膜と、レジン(樹脂)の膜を重ねて塗ります。単に汚れを落とすだけでなく、深みのあるつやを出します。車の『化粧』と言えますね。撥水(はっすい)力が高いため、雨が降ると、雨水とともに、汚れもはじきます。そのため、『洗車の回数が減りました』とお客さんからよく言われます。メンテナンスも楽になるんです」

引用:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP6B5X2VP62OIPE03S.html

そして、従来のコーティングには半日から丸一日かかったものですが、

キーパーコーティングは、約2時間という短い時間で作業は終了!

価格も従来のものと比べて、ほぼ半分の価格なのだそうです。(本当に夢のよう!)

独自の検定で技術認定した「キーパープロショップ」を展開

2009年のリーマンショック、世の中が不景気になって新車を購入できない消費者によって

洗車・コーティングのニーズが高まり、会社は勢いと共に業績を伸ばして

2015年、会社は東証マザーズに上場する。

✶ 翌年(2016年)には、一部上場を果たして今や、年商 70億円の企業に!

ここから会社の状況は劇的に変化していったそうです。

上場した事で、以前は応募がほとんど無かった「新卒の応募」が殺到

数年のうちに社員数が2倍に増えた理由に ”定着率が上がった”事があると谷さんはいう。

社員が ”「KeePer技研」で働き続けたい” と思えるモチベーション、、、

それは、カーコーティングの技術で 多くのお客さんに喜んでもらえる ”手応え” を感じられるから。

「KeePer プロショップ」は、入会金や会費はいっさい受け取っていないそうです。

「KeePer プロショップ」の認定店舗は、KeePer技研 のケミカル製品を購入、使用することが条件で

あとは提携店がしっかりと技術を身につけ、年2回 トレーナーが全国の「プロショップ」を回って

徹底的にチェックをされる。

こうして品質を維持していることで 今や、熱烈なファンが全国に拡大しているのでしょう。

「キーパー技研」

「KeePer 技研」のスタートは、1985年に 谷 好道氏 が創業した 前身の「株式会社 タニ」

立ち上がったばかりの小さな会社が「ガソリンスタンド」として成長していくのには、

多額の資金がかかり、(ガソリンや軽油の燃料の購入)

さらに、ガソリン販売には「総量規制」というものがあって、その枠を獲得するのも大変な事なのでした。

当時はガソリンスタンド数の総量規制が行われていて、

スタンドの設備を自分で造っても、

全国のどこかの店舗を潰してその空き枠を手に入れなければ

ガソリンスタンドとして認可されず、仕入れも出来なかった。

引用:谷好道コラム http://keepergiken.jp/president/28305/

そして、2軒目の開業のために土地を購入したものの、ガソリン販売の枠が獲得できず

やむなく「洗車とカーコーティング」の店舗として開業する事になったのです。

少しでも車を綺麗にできるように「他がやっていないようなやっていないような洗車が出来ないか」とアイデアを凝らしますが、

市販の洗剤やワックスでは思い通りの仕上がりにはならなかったのです。

そこで、1993年 化学研究所 として 「アイ・タック技研」を立ち上げて自社の製品の開発を始めます。

ここから ケミカルメーカーとして歩み始めることに。。。

次々に洗車用のケミカル製品を開発しては、特許も取り販売ガソリンスタンドへ販売

2001年には「SONAX」(ドイツの自動車用ケミカルメーカー)と業務提携したことで製品開発の幅を広げる事に成功。

ここから、魔法のコーティング「キーパーコーティング」が確立するのです。

創業者の次は「チーム経営」

会社が成長していく中、会社の代表として 谷社長は 「会社の承継」について思うように。。。

最初は、親ならば誰しもが思うであろう ”我が子に継がせたい”気持ち。

しかし谷社長の息子さんは 会社を継ぐ意思がなく、会社が大きくなってからは

谷社長も息子に継がせようとは考えなくなって行きました

企業を存続させていくために、「上場」はいい方法だと思ったそうです。

60歳を過ぎて体調がすぐれなくなった谷社長は、入院を機に 副社長に「社長」を託そうとしますが、

そこが『創業者』の難しいところ、、、、

「最初は口を出さず、一歩引いて見守ろうと思っていた。しかし、そんな決意は一瞬しかもたなかった」と谷会長は苦笑いする。「賀来には社長をしっかり務めなければと気負いがあったのかもしれない。社長らしくなろうと意識するあまり空回りしてしまうことも多かった。このままだと会社は続かないと考え、一歩下がるのをやめた」

「しかし、これは賀来の責任ではない」と谷会長は訴える。「創業者の“創”はクリエイト。私は一からこの会社をつくってきた。会社員から社長になった賀来が同じようにやろうと思っても難しいだろう。賀来に能力はないわけではないし、私が優秀なわけでもない。ただ、私がつくったので、この会社にはすべてにおいて私の価値観や考え方が詰まっている。それを他人が思い通り動かすのは難しいのは事実だ

引用:BizClip https://www.bizclip.ntt-west.co.jp/articles/bcl00142-013.html?_ga=2.101532737.110869813.1653550984-764128398.1653550984#more-31071

そして1つの方法を思いつくのです。

幹部による 『チーム経営』

役員の中で「社長を回す」という斬新なもの!

谷会長 は企画や製品開発を。

賀来社長 が営業を。

専務 が 店舗管理を。

谷会長は ”役割を決めることで、強みを生かし、弱みは補い合う”

今の体制が今の体制がうまく回っているといいます。

完全に引退した後については、

「100年企業にしたいとか、こんな会社になってほしいとかは一切考えない。自分が関われないのに希望を持つのは無責任だと思うから」 

もう1回社長になると言うことは絶対に我慢する。『もういい、俺がやる!』と言ってしまったら、いいことは何もない」(谷会長)

引用:BizClip https://www.bizclip.ntt-west.co.jp/articles/bcl00142-013.html?_ga=2.101532737.110869813.1653550984-764128398.1653550984#more-31071

笑)笑)笑)🤣

創業者の思い、、、ですね。

まとめ!

今回は、「魔法のカーコーティング」で従来のコーティングとは全く違う、

2時間程度の時間で済み、価格も半額程度というまさに夢のようなコーティングについてでした。

それを生み出した 谷 好道 さんの瞬発力と鋭い感性、明快な価値観があってこそ

会社を成長させ、若者たちのやりがいを引き出しながらさらなる新しい価値を創って来られたのですね。。。

”昭和のお父さん” のような頼り甲斐のある方でした。

オマケですが、谷好道さんの「コラム」、、、

とても味のあるお話と彼の堅実なものの考え方揺るがないリーダーの姿が透けて見えてきますよ!

アイキャッチphoto by 谷好道コラム http://keepergiken.jp/president/

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