6/3「ガイアの夜明け」大逆転の秘密! 鳥取県。

スポット

こんにちは。ハルです。

今回の「ガイアの夜明け」は、”弱みを強み強みに変える!” という逆転の発想で

地域を盛り上げている街を紹介します。

みなさん一緒に見ていきましょう!

鳥取県の弱み? 「砂丘」

みなさん、鳥取県と聞いて何を思い浮かべますか?

80%以上の人が『砂丘』と答えると思いますよね。

その通りです。

その広大でエキゾチックな風貌が魅力な「砂丘」なのですが、地元の方たちは 全くというほど、行かないのだそうです。

まあ、近くだと行かないというのはよくある事ですが、

砂丘の強風と砂塵とで ” わざわざ行くところでは無い ” といったぐあいなのだそう。

この人口も観光客も少ない鳥取県が一念発起して始めたものが『砂丘の活用』です。

『 産業未来創造課 』

鳥取は県知事自ら 「砂丘」を売り込むためのチームを作ります。

『 産業未来創造課 』です!

県の” 1番の売り ” である砂丘を活用してもらうべく、全国の企業へ使い道をアピールするチームです。

チームリーダーは、課長補佐の「井田広之」(いだひろゆき)さんです。

ー ブリヂストン編 ー

日本の ” タイヤメーカー ” である「ブリヂストン」。

誰もが知っている、世界最大のタイヤ製造、ゴム加工会社の一つです。

ブリヂストン では あらゆるタイヤを製造していて、「無いタイヤは無い」というぐらい

種類が揃っているそうなのですが、、、、

この会社が次に目指すのは、”『 月面 』を走れるタイヤ ” なのです。

このタイヤを開発するためには、その実験に必要な『 月面 』の状態を再現しなければならない!

そこで、過酷な環境がそろう 「砂丘」がドンピシャなのです。

月の表面は 岩石と塵(チリ)で覆われていて、大気がないためにその温度は

昼は 110℃、夜は −170℃ 、、、その差は、200℃ 以上にもなります。

ゴムのタイヤでは、とても太刀打ちできない 極限の環境ということです。

井田さんは、” 実験場 ” として ブリヂストンに砂丘を売り込んだのです。

ブリヂストンの開発チームは、この砂丘を実験場にすることで

『 月面 を走るタイヤ 』の開発スピードを格段に上げれるのです。

「砂に埋もらない」「絶対にパンクしない」タイヤは、地球の極限環境で活躍できるタイヤを意味します。

このタイヤは 単に宇宙に結びつけたものではなくて、

被災地など の ” ガレキの山のような ” 環境でも” 活躍できるタイヤ ” となるのが

最終的な目的でもあるのだと。。。。

引用:ブリヂストン https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/moon_tires/

引用:ブリヂストン https://www.bridgestone.co.jp/technology_innovation/moon_tires/

このタイヤ、砂漠で生きる ラクダの足から発想を得ているんですって!

Skyer (スカイヤー)

鳥取市、倉吉市、米子市、境港市内でドローンパイロットの養成を手がける会社。

この会社の社長、宇佐見 幸太さん(うさみこうた)は、災害時に物資を運ぶドローンの開発をしています。

宇佐見さんにとっても、この過酷な環境を再現できる「砂丘」は、開発に最適な場所なのだとか。

強い海風と、巻き上がる砂塵、、、まさに災害時の中を飛ぶ練習・実験の場所です。

災害時は、どんな状況でも一刻も早く被災地に物資を届けなければなりません。

しかも、ある程度の量を運ぶためには機材も工夫していく必要があります。

大手企業も 『 災害時の物流 ・救難 』に関心を持っている現在、その企業との実験も予定している

鳥取砂丘 = 実験場 なのです!

ミサワホーム

「ミサワホーム」は、住宅の設計・製造・販売・施工を行なっている日本のハウスメーカー・不動産会社です。

さらに、ミサワホームはあの『 南極 昭和基地 』の建設にも関わっていた会社なのです。

引用:ミサワホーム https://www.misawa.co.jp/nankyoku/idoukichi/

「 極地で培ったものを住宅にどう生かすか 」を50年以上やっている会社。

極地での実験経験が豊富なこの会社は、この鳥取の砂丘に『 南極移動基地ユニット』の技術を導入して

なんと! 「 リゾート 」を作ろうとしているのです。。。。

目指すのは、” 砂丘の過酷な環境の中で 快適に過ごせる宿泊施設 ” だそう。

見に来るだけで滞在しないと分からない砂丘の魅力を知ってもらえる、、、コンセプト。

引用:PRTIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000047290.html
引用:PRTIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000047290.html
引用:ソトコト https://sotokoto-online.jp/news/13775

星取県 「 CATCH the STAR」!

県庁 「産業未来創造課」の 井田さんは、砂丘以外のものにも目をつけ売り出します。

街の灯りがほとんど無い砂丘では 、天然の ” プラネタリウム ” のように 『 満天の星 』が見れるのです。

そこで、メーカーとコラボしてのお土産まで作ってしまいました!!!

『星空のムコウ』ですって!

なんだか、続々と星取県の 『星空◯◯◯◯』増えてますね、、、

引用:星取県 https://hoshitori.com/news/2020/131/

MASUYAMA MFG

さらに 井田さんは、地元の企業を盛り上げようと考えています。

社員5人の会社 「MASUYAMA MFG」は、小さいけれど技術力は確かな金属工業の会社。

ゆくゆくは、「 ロケットのエンジンを作りたい 」という野望を 益山明子(ますやまあきこ)社長が語ります。

鳥取砂丘 が ” 宇宙関連のビジネスの始動 ” に関わったことで、大企業が参入して来れば

この会社にもその下請けが期待できるのですから。

まとめ!

どうでしたか?

今回は、” 弱みを強みへ ” の大逆転をした 『 鳥取県 』のプロジェクトを見てみました。

それにしても、「産業未来創造課」チームリーダーの 井田さん、素晴らしい働きですね。

地元愛に溢れています。。。

「ここには砂丘しかない!」と嘆いてばかりではないのです。

” 1番の売り ” は 売り方の視点を変えることで、強みに変わるのですね。

さすが、、、です。

アイキャッチphoto by JTB https://www.jtb.co.jp/kando/detail/183.asp

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